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  • Yusuke Miyata

ツォ・モリリ/Tso Moriri


「ラダックに行ったらどこへ行くべきか?」

そう人に聞かれるたびにオレはただ一言こう答える。

ツォ・モリリ。

「世界で一番感動した場所は?」

と聞かれたらただ一言こう答える。

ツォ・モリリ。

「好きな体位は?」

と聞かれたらただ一言。

ツォ・モリリ。

あれツォ・モリリって何だっけ。

まあそんくらいこの場所が好きなんだわ。

正確には「ツォ・モリリとそこに到るまでの道のり」だ。


ツォ・モリリ湖畔の村、コルゾク/Korzok(海抜4500m)。


コルゾク/Korzokから望む山々。


ツォ・モリリ周辺の遊牧民の子供。


ツォ・モリリ手前にある小さな湖「Kyagar Tso」


中継地の一つツォ・カル/Tso Karへ到る道。


道中に出会える多様な野生動物。こいつはブルーシープ。


ツォ・モリリ/Tso Moririの湖面。

パンゴン・ツォのような青さはないが、時間とともに山々や雲が映り込み表情を変え続ける。

さて、気になるバイクでの行き方だが、なかなかタフな道のりだ。


ツォ・モリリ/Tso Moririまでは道もあまり良くない上にレーから片道200km以上と遠い。

平地ならともかくこの200kmはのんびりしてるとその日のうちに走りきれない距離になる。

日没を迎えると、とてもじゃないがヘッドライト一つで走れる道じゃない。

なので中継地を使い、往路は1泊二日でゆっくり道のりを楽しむのが良いだろう。

道中にはガソリンスタンドもないのでサブタンクを用意しよう。

経路はレー・マナリロードから景勝地ツォ・カルを経由する通称

ツォ・カル・ルート(タグラン・ラを越えた後、Debrngの先の分岐を左)と

ラダックを代表する温泉地の1つチュマタンを経由する通称

チュマタン・ルート(レー・マナリロードのウプシ/Upshiの分岐を左)の2つがある。

どちらも素晴らしいので行きと帰りでルートを変えて走ろう。

難易度としてはチュマタン・ルートの方が易しい

それからツォ・モリリの唯一の集落のコルゾクは海抜4500mにもなり、集落としてはかなり高い場所にある。

こうした高度で一晩明かすと耐性のない人は高山病や体を冷やして体調を崩すケースが多いので注意。

宿は集落にお金を落とす意味でもホームステイを選びたいが、

設備の割に高値だがホットシャワーが使えるホテルもあるので体調が心配な人はそっちへ。

レストランは大したメニューはないが集落の中央に一つだけある。

さてツォ・モリリまでの道が好きな理由だけど、

なんていうかオレ、一人が好きなんだわ。


法や規則もない。ただひたすらの荒野。

地球上に自分しか存在しないような気分になれて心地がいい。

何もない荒野にポツンと佇む遊牧民用のポンプ井戸。世紀末感があっていいね。


以上。

観光客は行き先を絶景のインパクトとアクセスの良さからパンゴン・ツォを選びがちだが、

観光地化されていないワイルドなラダックを体験したいのであれば

断然ツォ・モリリがおすすめだ。


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