- Yusuke Miyata
旅におすすめのバイク。
インドでは長らくバイクブームで様々なバイクメーカーと価格帯が存在する。
輸入車を含めれば、選択肢の多さに嬉しくも頭を悩ませることになるだろう。
存分に悩んでくれ。
しかしオレがオススメするのならば ROYAL ENFIELD 一択!!

ROYAL ENFIELD は英国発の世界最古のバイクメーカーで色々あって現在はインドのバイクメーカーになっている。
主要なラインナップはBULLET、CLASSIC、Thunder Bird、Continental GT
最近ではヒマラヤ方面へのツーリングブームに乗っかり、
かつ険しい同地方の環境に特化したような新型バイク「Himalayan」を発表。
中でもオレのおすすめは「BULLET 350」
旅という目的において、このバイクを勧める理由を挙げていこう。
・値段が安い
エンフィールドのバイクの中では最も低価格。中古なら年式や程度によるが10万ルピーほど。インド数字で言うところの1ラークで済む。
・整備が簡単
設計が古いので楽。
オレが16歳のころ、始めて買ったバイクがYAMAHA SR400なんだけど、それくらい楽。
・パーツが豊富
パーツの替えが必要になってもすぐに手に入る。小さな町でもジャンク屋にパーツが転がってたりする。ドレスアップパーツも豊富。
・専門エンジニアが多い
どの街にでもいる。トラブルに自分で対処できなくなったら頼れば良い。みんな親切だが基本的に英語は苦手。
・荷物を積める
大型の専用キャリアを搭載できる。キャリアはマーケットで買える。ちなみにボルトオン。
キャリアには予備タンクのスペースもついてる。
・パワー
お世辞にもあるとは言えないが、必要十分。
だだ酸素が地上の半分以下のラダックではキャブを調整しても流石にへたる。
まあ、山だろうが平地だろうが道は良くないので日本の高速みたいにスピード出せる場面は少ない。70km/h程度でトロトロ走りが良いだろう。
・舐められない
このインド軍にも納入されているマッチョでワイルドなバイクに跨がれば、あなたもきっとインドの若者たちに一目置かれることだろう。
最後に想像してみてくれ。
どこまでも続く金色の荒野
黒みがかった空の下にあるのはあなたとバイクだけ
地には誰の痕跡もなく穢されない処女のように清らか
あなたは砂塵を巻き起こしながら
そこに荒々しく一筋の轍を刻む
あなたはふとバイクを停め、タバコを手に地平線まで続く轍を眺める
次にここを通る旅人はこの轍を辿るのだろうか
その瞬間、轍は"道"になった
そんな状況にはきっと ROYAL ENFIELD が似合うんじゃないだろうか。
