- Yusuke Miyata
パンゴン・ツォ/Pangong Tso
映画などですっかり有名になり今やインドを代表する観光スポットになりつつある
パンゴン・ツォ。

奇妙なほど美しい青さを誇るこの湖は、
地元でも神聖しされ、様々な伝説を持っている。
いわゆるパワースポットだ。
湖はチベットまで繋がっている。
インド人や欧米人のバイカーもルート上によく見かけるが、
5000m級の峠越えで高山病のリスクもあり、辿り着けずに峠の先でダウンしている姿もよく良かける。
バイク旅の場合は人並み以上の体力が必要になってくるのかもしれない。
いや、別にオレが強いって言っているわけではなく。
行き方はレーからマナリ方面へ30km程南下し、
カルーの分岐をチェムレー方面に入りパンゴン・レイク・ロードを進む。
チェムレー付近の分岐を間違えるとワリ・ラ/Wari laに進んでしまうので注意。
峠道を登り続けるとチャン・ラ/Chang la(標高5360m)の頂上に着く。

峠から先もレストランやゲストハウスがある集落はあるが、
ガソリンスタンドはないので注意。
その先にも分岐はいくつかあるが、標識に沿って進めば問題ない。
朝にレーを出れば昼過ぎにはパンゴン・ツォに辿り着けるだろう。

湖畔にはスパンミク/Spangmikの集落までレストランやテントホテルが並んでいる。
スパンミク/Spangmikから先は舗装がなく悪路が続くが、
しばらく進むとマン/Man、そしてメラク/Merakの村がある。

メラク/Merakから先は外国人は入域できない。
メラクでの宿泊もホームステイという形になる。
アムチと呼ばれるチベット医学の先生が部屋が空いていれば泊めてくれるのでこちらでお世話になろう。

湖はどっから見たって綺麗だが、
メラクまで行けば湖畔で暮らす人々やその文化など、
リアルなパンゴン・ツォの美しさを垣間見ることができるだろう。
空と湖の青の世界、心地よい静けさ。
「ソナチネ」とか古き良きタケシ映画の世界みたいだと感じた。