- Yusuke Miyata
バイク旅でのガソリン事情。
もしもガソリンスタンドが無い場所でガス欠になってしまったら?
そもそもインドやネパールって田舎でもスタンドあるの?
そんな不安や疑問を解消すべく、ここでは旅のガソリン事情を紹介しよう。
結論から言うと、インドやネパール、その周辺国にもスタンドは充分にある。
ハイウェイ沿いにも程よく設置されてるので、普通に考えて走れば問題ない。
ただし例外と注意点も。
・盗まれる
簡単に盗まれる。タンクの鍵の有無に関わらずガソリンは盗むのが簡単。
なんでそんなに盗まれるかと言うとガソリンの価格は日本とほとんど変わらない。
つまりインドの物価から考えるとバカ高い。
オレの場合、一日のガソリン代がその日の宿代を上回ることは常日頃。
そんで盗んだガソリンは簡単に転売ができる。
盗まれたことに気づかず走り出して変な場所でガス欠なんて可能性もあるので気をつけて。
・ホーリー
インド最大の祭日、ホーリー祭りの2日間は多くの企業も商店もお休み。ガソリンスタンドも然り。デリーとかムンバイとかコルカタとか大都市なら営業してるところも多いけど地方都市は大抵休み。
これを知らないといらぬ場所でいらぬ足止めを食らうので、事前に予備タンクを用意するとかしてホーリーの日に備えよう。
ちなみにみんな知ってると思うけど、ホーリーって無差別に色水をぶつけ合う激しいお祭り。それが外国人だろうが走っているバイクだろうが容赦無く色水投げてくるので、この日に走るのはあまりおすすめしない。
・経済制裁
国同士のいさかいで石油の輸出禁止なんて事もある。
オレがネパールにいた時、これがあってマジ大変だった。
・停電
電気が止まってるからポンプを動かせない。そんな事も結構な確率である。
ラダックの外れなんかのもともと電力がない場所では手動のポンプでやってるので逆に安心。

・辺境
ラダックとかザンスカール、ネパールの山の中とかは例外中の例外。
スタンドの数も少ないのでちゃんと情報を集めて準備しないと詰む。
それにもともと物資が極端に乏しい場所なので、
スタンドに行ってもガソリンが品切れなんて日も良くある。
特にレーからツォ・モリリ、カルギルからパドゥム間は距離も長いのでしっかり準備しよう。
ラダックやザンスカールについては今後細かく紹介する予定。
東南アジアもそうだけど、スタンドがない田舎では小さな商店や、おばちゃんが路上でペットボトルにガソリンを入れて売ってたりもする。
携行缶を用意しなくても飲み終えたペットボトルにガソリン入れてリュックにしまっておくのも安心して旅をするための一つの手かもね。
ただガソリンは非常に引火しやすい危険物なので保管や扱いには十分気をつけて。