- Yusuke Miyata
スリナガルへの道。
前記事で紹介したように
バイクで出来るだけ早い時期に出来るだけ高山病のリスクを抑えてラダックに行きたい
というのであれば、選ぶべき選択肢はカシミールを通るスリナガル・ルートになる。
しかしこのスリナガル・ルートを単なるラダックへの経路として扱ってしまうのは非常に勿体無い。
これまで旅してきた世界中の素晴らしい場所を思い出しても、カシミールはTOP3に間違いなく入るほど魅力に溢れている。
はっきり言ってその魅力はラダックにも劣らない。

デリーを出発点としてスリナガルへ至る経路は複数あるが、
ここでは、NH44でジャンムーを経由してスリナガルへ至る道のりを紹介する。
北インドは観光地やリゾートが豊富なので基本的にどのルートを選んでも宿に困ることはないだろう。
ジャンムーからスリナガルの道中もPatnitopなどのリゾート地が数多く点在している。
ヒマラヤの雪山を望む山林地帯。
涼しく空気がキレイで北米やヨーロッパの山道を走っているようだ。

しかし集落に停まるとやはりこの地方独特の味わいがある。
ジャンムーから100km程進むとインド最長のトンネル「Chenani-Nashri Tunnel」があり、その全長は9.2kmにもなる。
カジグンドという町らしい。
バイクに乗った外国人がこのエリアの小さな集落に立ち寄ることは珍しいのだろう。

ジャンムーからスルナガルは1日で行ける距離だが、この時仲良くなった同年代の若者の家に泊めてもらうことになった。
この集落を抜け牧草地が広がる平地に出れば、
ラダックへの起点となる水の都スリナガルはすぐそこだ。
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