- Yusuke Miyata
カルドン・ラ/世界最標高の自動車道
カルドン・ラ峠は世界最標高の自動車道と言われている。
その海抜標高はなんと5300m以上。

富士山の標高が3800m未満なので、そう比べてみると日本人的にはそのとんでもなさが分かるはずだ。
ヌブラ峠、その先にあるパナミック温泉やトゥルトゥクなどを訪れるには、
この峠を越える必要がある。
(厳密にはパンゴン・ツォ方面からシャヨク川沿いにヌブラへの車道があるが、
バイカーが使うメリットはない。)
世界最標高という脅しとは裏腹にラダック周辺の峠の中では走行難易度は低いと感じる。
九十九折の道は斜度やカーブに無理がなく、軍用道路として重要なせいか比較的整備されているからだ。
しかし雪の降っている時など悪天候時は十分に注意。
カルドン・ラを通過するには毎度おなじみ、ILP(インナーライン・パーミット)の取得が必要。
許可証を提出するチェクポストは峠の手前と後で2つある。

オレは雪の降る中、頂上付近でチェーンを張り替える目にあったことがある。
全てはオレが整備を怠けたせいだ。
髪が凍るほど寒いし、酸素も地上の3分の1。
そんな中での孤独な重作業はちょっとしたトラウマになってる。
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