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  • Yusuke Miyata

インドでバイクを買おう。その2


オレのバイク試乗はとんでもない形(前回からの続き)になったけど

旅の相棒を決める良いきっかけにもなった。

バイクはこれからの過酷な旅で命を預けることになる、いわば運命共同体だ。

灼熱や極寒の中、丸一日バイクのハンドルを握り続け、きっとバイクの傍で眠りにつく夜もあるだろう。

この記事ではそんな大事な旅の相棒を選ぶための要点と注意点を紹介する。


・試乗

ここは最も重要。「インドでは中古車の試乗は出来ない!そういう決まりだ!」

なんて言ってくる店もあるかもしれないが、そういう店はさっさと立ち去ろう。

ここで注意したいのは、試乗中に違和感を感じても、

「中古車だし、しかもインドだしこんなもんかな?」なんて妥協して決めてしまうこと。

中古車だろうが、ここがインドだろうが関係ない。

あなたも長年、バイクに乗って感覚を磨いてきたはずだ。

スターウォーズのジェダイじゃないけど、「自分の感覚を信じろ!!」

それにインド製の車もバイクも品質は決して悪くない。

むしろ価格を考えるとハイクオリティー。

・ガソリンタンク

内部のサビに特に注意しよう。サビがキャブレターに入り、すぐにオーバーフローを引き起こす。新しいタンクか他の中古バイクから状態の良いものに換装してもらおう。

・エンジン周り

オイル滲みに特に注意する。またエンジンから変な音がしないか。ピストンリングが劣化しガスが漏れていないか。ここら辺に問題があると後々、超大変。

・配線

特にウインカー周り。配線が剥けたりしてフレームに当たってたりするとショートする。普通はヒューズが切れて動かなくなることでバイクを守ってくれるけど、インド人はそこらへんの知識が甘い人が多いのか、ショートしたらヒューズを廃して強引に繋いで走る人も多い。そうすると簡単に火が出て炎上する。ハイウェイや荒野で炎上するバイクを為す術がなく、呆然と立ち尽くす悲しきインド人を数多く見てきた。こうなると助けたくても助けようがない。

ヒューズボックスもしっかりチェックしよう。

・ワイヤー類

劣化していようがいまいが、乗り出す時には新品に変えてもらおう。大した額にもならない。

・ブレーキ

ブレーキのトラブルはまじでやばい。試乗と外観でチェック。不安ならシューやパッド、スプリングを新品に交換してから旅に出よう。ドラムブレーキの場合、山岳地での小刻みなブレーキング、川のような深い水たまりを通過する場面も多いため、シューやスプリングはすぐ劣化する。

・灯火類

きちんとチェックしよう。スペアも買おう。ブレーキのスモールランプが点くか、スイッチが反応するかもチェック。

・チェーン

一部でも曲がっていたりしたら要交換。長い旅の中で突然切れたりスプロケットを痛めたりする。スペアも買っておこう。

・タイヤ

溝とかちゃんとしてればとりあえずはOK。道が悪いインドではパンクは最も遭いやすいトラブル。パンチャーと看板を掲げたタイヤ修理店はどんな田舎でもあるが、こんなトラブルくらい自分で対処できないとバイカーとして情けない。スペアチューブや最低限の工具もマーケットで揃えよう。

・プラグ

スペアを数本用意しよう。サイズのあったプラグレンチも。カシミールやラダックに向かうなら特に。それについては長くなるため後々記事に書く予定。

・書類

商談が成立したら各種書類とバイクのIDカードを忘れず受け取ろう。カードはプラ製で最初のオーナーの名前やアドレスが記載されている。これらはネパールやブータンにバイクで入国する際に必要になるし、不要になったバイクを売る時にも必要。

以上。次回は「旅におすすめのバイク」。


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